環境関連商品や電気工事・施工を手がける札幌市エル電株式会社

スケール（カルシウム・マグネシウム）の溶解速度は、プラントの運転復帰に大きな影響を与えます。
ダイナミックデスケーラーは従来製品の欠点である処理時間を大幅に改善することを大きな目的として開発されており、洗浄時間短縮によって得られる作業費用の削減が最も大きな利点と言えます。
さらに、ダイナミックデスケーラーは、毒性物質を全く含んでおらず、如何なる発揮性酸・危険無機酸も含んでいない為有毒ガスも発しません。食用クエン酸が主成分の為、人体へも無毒であり、作業時の安全性や環境への負荷も確保しています。

一般的な塩酸ペースの洗浄液は、水による10倍希釈で使用し、洗浄後はステンレス表面の不導体幕を荒らしてしまうため、金属表面のトリートメント剤として、処理液を使用して皮膜を再形成する必要がありました。
しかし、ダイナミックデスケーラーは、この処理液が不要です。
さらに洗浄液循環後、機器に中和剤として苛性ソーダなどを流していましたが、ダイナミックデスケーラーでは水による強制循環のみのフラッシングで残りの洗浄液を取り除きますのでダイナミックデスケーラーのみで作業が完了するのです。
※廃棄の前の廃液は、排水基準を満たすため、一般排水基準にするため中和する必要はございます。

金属腐食量規制値とカルシウム除去速度に対して厳しい要求がある米国海軍。しかし、世界最高の洗浄速度と低腐食を同時に実現するダイナミックデスケーラーは、米国海軍の腐食量規制値をほぼ1/4でクリアし、さらに1時間というカルシウム溶解速度制限を、たったの3分でクリア。現在では、船内の熱交換器、下水配管などに使用されています。
歴史・伝統を重んじるイギリス海軍においても、これまで熱交換器の洗浄はジェットによる機械洗浄以外認められていませんでしたが、他の洗浄液との比較実験や実証により、ダイナミックデスケーラーは潜水艦の熱交換器の洗浄液として選定されました。